60年以上にわたり第一線で活動を続ける絵本作家・田島征三さんのビジュアルブック『田島征三の「あ」』が、2026年10月1日(木)に発売されました。

『田島征三の「あ」』表紙
ドローイング作品や写真家・大西暢夫さんによる撮りおろし写真、ロング対談などを通して、86歳を迎えた田島さんの現在に迫る一冊。新潟県十日町市の「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」では、刊行を記念した企画展も開催されています。
作品だけでなく、創作の現場や素顔まで

1960年代から活躍を続ける田島さんは、絵本だけでなく、巨大な絵画や木の実・流木を使った立体作品、文章表現など、ジャンルを越えて創作を続けてきました。
『田島征三の「あ」』では、近年の個展で発表されているドローイング作品を多数掲載。さらに、大西さんがライブペインティングの制作現場や自宅を訪れて撮影した写真も収録され、作品とともに田島さんの創作風景や家族、友人との姿を見ることができます。

また、絵本家・広松由希子さんとのロング対談では、『しばてん』『ふるやのもり』『ぼくのこえがきこえますか』『た』など11作品に焦点を当て、制作当時のエピソードや作品に込めた思いを紹介しています。
「あ」だけで展開する新作絵本も収録
本書には、田島さんと親交の深い絵本作家・スズキコージさんによる寄稿文も掲載。2人は十日町市の「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」でも対談を行っています。
さらに注目したいのが、描きおろしの新作絵本『あ』。「あ」で始まる言葉だけを使い、“恋愛”をテーマに物語を展開する作品で、2色刷りで収録されています。

巻末には略年譜と絵本リストも収められ、これまでの活動を振り返りながら、現在進行形で新たな表現に挑む田島さんの姿に触れられる一冊です。
十日町市では刊行記念展を開催中

「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」では、秋企画展「大西暢夫と田島征三が自分でもビックリしている本の展覧会」を11月23日(月・祝)まで開催しています。
会場では、『田島征三の「あ」』のために大西さんが撮影した写真とともに、田島さんの大型絵画や近年のドローイング作品を展示。大西さんが十日町市の染物工房を取材した写真絵本『糸に染まる季節』や、和ろうそくの職人を追った『和ろうそくは、つなぐ』の写真も公開されています。
10月18日(日)には、大西さんと田島さんによるトークイベントも開催予定。本と展覧会の両方から、田島さんの現在の創作に触れられます。
書籍概要
『田島征三の「あ」』
絵と言葉:田島征三
写真:大西暢夫
発売日:2026年10月1日(木)
定価:2,530円(税込)
企画展概要
秋企画展「大西暢夫と田島征三が自分でもビックリしている本の展覧会」
期間:2026年9月19日(土)~11月23日(月・祝)
会場:鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(新潟県十日町市真田甲2310-1)
トークイベント:2026年10月18日(日)14:00~15:30
出演:大西暢夫、田島征三
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